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小さな学校で大きな学びを!小笠原ゼミナールの学生が支笏湖小学校で出張授業を実施しました

2025年12月18日 地域交流

nb88新博,新博体育7年12月3日(水)、小笠原はるのゼミナールの学生13名が千歳市立支笏湖小学校を訪れ、出張授業を実施しました。豊かな自然に抱かれた全校児童8名の小規模校では、一人ひとりの成長が丁寧に支えられています。今回の取り組みは、児童と大学生が対話を重ねながら協働し、新たな表現や発想を生み出すことをめざしたものです。

この日のテーマは「協働タワーづくり」。厚紙?テープ?ハサミ?ペンのみを使い、「できるだけ高く、メンバーの"好き"を盛り込んだ塔」をつくるアートワークです。ここで重要になったのは、「どれだけ互いの"好き"を知り、その思いをかたちに反映できるか」。小学生と大学生を交えた3チームは、まず互いの関心やこだわりを聴きあうところから制作を始めました。「ふだんどんなことをしている?」「そのアイデアを取り入れてみよう」「バナナが好きなら飾ってみたら!」と、年齢をこえた対話が自然と広がっていきました。

完成後は、児童が自分たちの「こだわりポイント」を発表し、講評を通してチーム内での関わり方や工夫を振り返りました。材料を手渡し合い、意見を重ねながら一つのかたちをつくりあげる過程には、互いの価値観を尊重しあう豊かなコミュニケーションが息づいていました。

児童にとって大学生との協働は、自分の思いを言葉やアートとして表現する力や、相手の意見やアイディアを柔軟に受けとめる姿勢につながる貴重な経験となったようです。

一方、学生にとっても児童との交流は大きな刺激となりました。授業の実施?サポートや見学をはじめ、給食や休み時間でのふれあい、放課後の教員研修(野鳥講座)まで一日をともに過ごす中で、子どもたちの可能性がのびやかに支えられている学校の姿や、教職員の方々が一人ひとりに寄り添う、少人数校ならではの細やかな教育に触れることができました。

参加学生の声

  • 子どもたちの自由な発想に刺激を受け、創造する喜びをわかちあえた。
  • 子どもたちの明るさや思いやりに触れ、こちらが力をもらった。
  • 先生方の寄り添う姿勢に深く心を動かされた。
  • 過疎化が進む地域の現状を見て、自分にできることを真剣に考えたいと思った。

児童や教職員の皆さまからも「また来てください!」という温かい言葉をいただき、学生たちの励みとなりました。支笏湖小学校への訪問交流は、昨年2月に続く2度目で、6月には視察も行っており、継続して関わることで子どもたちの変化や地域の息づかいをより深く感じることができています。

本取り組みは、学生が世代をこえてコミュニケーション力を育み、地域の課題を自ら確かめながら、その解決に向けて"感性と身体性をいかしたしなやかなアプローチ"で向き合う姿勢を養うことを目的としています。支笏湖小学校で得た経験を大切にしつつ、今後も地域と大学がともに学び合い、子どもたちと学生が互いの可能性を広げられる取り組みを続けていきます。

問い合わせ先

小笠原はるの研究室
TEL:011-852-9333

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